伏尾台でみられる 春の花たち2
2017年4月7日
伏尾台でみられる 春の花たち2
「伏尾台でみられる 春の花たち1」の続きです。
4月の初め、畑のあぜ道を歩くと小さなタンポポが咲いていました。これはカンサイタンポポですが、この辺りはセイヨウタンポポとカンサイタンポポが入り混じっています。
これはカラスノエンドウの花です。スズメノエンドウとは異なり、茎から花が直接出ています。スズメノエンドウに比べると大きいからだとか、種が黒いのでカラスという名前が付いたといわれています。
小さな花ですが、拡大すると整った美しさを持っています。葉や茎をもむとキュウリの香りがするので、キュウリグサという名前がついたといわれています。一度、試してみませんか。
小さなスミレです。普通のスミレは葉が細長いのですが、このスミレはこんな卵型をしています。スミレは種類が多くてよくは分かりませんが、早春に咲くのでコスミレではないかと思います。
道端でも畑でも早春に咲いているのをよく見かけます。初め、植えてあるのかなと思ったのですが、帰化植物図鑑には載っていました。ヨーロッパ原産のキクザキリュウキンカという園芸品種が逸脱したようです。小型の花はヒメリュウキンカと呼ばれているそうなので、そう名付けておきます。
シソ科のカキドオシです。つるを伸ばして、垣根をくぐりぬけるのでこんな名前がついています。
ここからちょっと山に向かって歩いていきましょう。初めに見つかったのは早春のユリでアマナです。あぜ道を歩くとときどき見つかります。写真で見ると大きく見えますが、思ったより小さくて可愛い花です。
フキノトウも花を咲かせていました。
これは日陰に咲く花で、ヒメウズといいます。大変小さな花で、しかも、下を向いて咲いているので、どんな花なのか分かりません。それで、うんと下から写してみました。結構、可愛い花でした。
これはヤマアイです。山沿いの道を歩いているときに群生しているのをときどき見かけます。「アイ」という名前がついていて、昔は染料として用いられていたのですが、藍色の色素を持たないため、緑色に染まったそうです。
林に入るとこんな草があちこちに生えていました。ヤマネコノメソウです。咲いているのかどうか分からないような花ですが、これでも立派な花なのです。