伏尾台でみられる 春の虫たち
2017年3月25日
春の虫
自然豊かな伏尾台。長年、虫や花などを取り続けた木下修一さんの写真で綴るシリーズ。第一段は、「春の虫」です。
4月から5月にかけて見られる虫をご紹介します。
4月になると伏尾台周辺ではモンシロチョウが飛び始めます。
そして、4月中旬頃にはツマキチョウが現れます。白いチョウなのでちょっと見るとモンシロチョウみたいに見えるですが、飛び方がおぼつかないのですぐに分かります。
4月には伏尾台近くの山道でコツバメという小さなチョウが見られます。こうやって止まっていると地味なチョウなのですが、翅を広げると青さが光ります。
春は長い冬を越してきたチョウが出てくるときでもあります。これは紫色の綺麗なムラサキシジミが日向ぼっこしているところです。
テングチョウも越冬組です。4月初めに卵を産み、6月には新しい個体が一斉に発生します。
一番早く出てくるトンボはシオヤトンボです。4月中旬には出てきます。
そして、5月初めになるとため池でこのフタスジサナエをはじめとして、オグマサナエなどサナエトンボが次々誕生してきます。
以下の3種の蛾は早春の女神とも呼んでもよいような大型の蛾です。いずれも大阪府の準絶滅危惧種に指定されています。これはエゾヨツメというヤママユガの仲間です。チョウのように翅を閉じて止まります。
これはオオシモフリスズメという日本最大のスズメガです。近づくと警戒音を出して威嚇します。
そして、最後はイボタガです。2016年4月に伏尾台の西公園で見られました。幼虫がイボタノキにつくのでこんな名前になっています。