池田市 細河の生き物たち(冊子と写真展)
2018年11月5日
細河の自然をテーマに、冊子の発行と写真展が開催されました
細河地区は大阪府池田市北部に位置する旧細河村の地域で、現在は伏尾町・伏尾台・東山町・吉田町・古江町・中川原町・木部町からなり、今も里山の景観を残しています。250年以上続く植木産業の地で、植木畑の維持・管理が多くの生き物に良い環境になって、現在も続いております。昔各地で普通に見られた草花・昆虫・野鳥・哺乳類などの生き物が、今も普通に見られるのは貴重なことです。
2017年に、横田靖氏が、近隣の人たちに声をかけて、この里山環境の観察会を催したところ、12名が集まり、細郷・里山会が発足しました。月に一度の観察会を行ってきて、せめて地元の人たちに里山の環境を知ってもらおうと考えたとのことです。そこで、まず当地の生き物の実情を紹介するために、(1)細河地区に生息する草花を紹介する冊子の発行、(2)生き物たちの営みの一端を紹介する写真展の開催を計画しました。
(冊子表紙)
冊子は、生態写真が初めての多くのメンバーが、代表者の横田さんの指導により、困難を乗り越え頑張り、分担して、写真とそれに関するメモを添えて、「池田市 細河の「野の花」100」として、今年10月に発行されました。A5版39頁のきれいな写真集で、実費300円で入手できます。
写真展は、去る10月27日・28日に伏尾台コミュニティプラザで「写真で見る細河の生き物たち」として催されました。細河で見られる四季の草花・野鳥・野鳥の子育て・トンボと羽化・哺乳類・蛾などの見事な写真に加え、野草で染めた布の展示や花瓶に活けた秋の草花展示もありました。伏尾台だけではなく他地区も含めて、250名以上の方々が興味深げに、熱心に見入っておられました。
この地域の生き物の最新情報や話題が、「最新の観察記」としてホームページで見ることができます。(下部リンク「自然人の生き物観察記」からご覧ください。)きれいな写真がたくさん掲載され、月に5-15回も更新されています。
「今回の展示で細河の自然の豊かさを少しは知っていただけたかと思いますが、今後もいろいろな生き物の営みを発信していきたいと考えています。」とのことでした。
ご意見・お問い合わせは、伏尾台在住の横田さん(Tel:080-5362-9066)へどうぞ。